FRaU オスロ連載【第2回】

「オスロといえば何でしょう? コーヒーだよ!」

そう現地の人に聞くまでは知らなかった。実はオスロっ子は大のコーヒー党で、世界有数の消費国。彼らとコーヒー豆のつき合いの歴史は長く、18世紀にまで遡る。かつてバイキングが跋扈(ばっこ)した海洋国家ノルウェーは、タラの塩漬けをブラジルまで輸出し、帰り道には上等なアラビカコーヒーを積んでいたのだそう。

先祖代々コーヒーにうるさい地元の皆さんに「どこがおいしいかな?」と聞いてみると、必ず名前が挙がるのが「フグレン」。いわく、「味がよくて、価格もお手頃」「外国人が飲んだらコーヒー観が変わると思う」「インテリアもかわいいから、つい入り浸っちゃう」「おばあちゃんちみたいで落ち着くよ」。

つまり、おいしいものと北欧のヴィンテージ家具を一度に味わえるってこと? さっそく本店を訪ねた。

つづく→ https://dowellbydoinggood.jp/contents/life-style/250822/

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矢口あやは | 仕事まとめ ライター・編集・イラストレーター 編集プロダクションでの編集業務を経て、2013年にライターとして独立。雑誌・WEB・オウンドメディア・書籍などの制作を中心に活動。旅や歴史、カルチャーなど、人や土地の物語を丁寧に伝える記事づくりを得意としています。 お仕事のご依頼はこちらからお願いいたします→ yaguchi.a■gmail.com(■=@)