ちょっと気味の悪い話「もしもし」


マタギさんとのぼった山の怪談をnoteにのっけてずいぶん経つのですが、いまだにPVが伸びててうれしいです。 


山といえば、山中で人に声をかけるときは、「もしもし」と言うーー


というのと同じ話をおじいちゃんマタギから聞いたことがあって、理由は「わからない」「今はない」と返されて長年ナゾでしたが、Twitterで謎が解けました。


異界のモノは一つの言葉を繰り返せないというルールがあって、繰り返せる自分は「ちゃんと人間ですよ」という表明だったのだそうです。一声呼びっていうんだ。


さて、現代の「もしもし」といえば電話ですが…


この「もしもし」も、もしかしたら。

元は、目の前にいない、見えない電話口の先にいるものが、ちゃんと人間かどうか。
そんなチェックをかねていたのかもしれない。 



なんて。民俗学はネタが尽きなくて楽しいですね ♪


矢口あやは | 仕事まとめ

AYAHA YAGUCHI ライター・編集・イラストレーター 大阪府生まれ。 雑誌・WEB・書籍を中心に活動。2014年に狩猟免許を取得。 2019年からヨット専門誌『Kazi』(舵社)で連載がスタート。 twitter▶︎@saku_onono Facecbook▶️https://www.facebook.com/ayaha.yaguchi/ mail▶yaguchi.a@gmail.com